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【日本ファルコム】英雄伝説シリーズの歴史とつながりについて紹介(前編)【イセルハーサ・ガガーブまで】

ゲームレビュー
※この記事にはプロモーションが含まれております※

日本ファルコムが誇るRPGの看板シリーズ、『英雄伝説シリーズ』

その初代が発売された1989年から、今もなおその続編は待ち望まれ、プレイヤーを夢中にさせ続けています。

そんな英雄伝説シリーズの歴史についてまとめています。

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※他にもゲームの歴史も書いています。読み物として楽しんでください※
・ファイナルファンタジーの歴史について(シリーズの誕生から現代まで)

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シリーズの概要

英雄伝説シリーズは大きく以下の3期のシーズンに分けられます。

  • 1期 イセルハーサシリーズ
    イセルハーサを舞台に緻密なストーリーテリングが繰り広げられる作品。二つの作品からなり、ファーレーン王国の王子セリオスとその息子アトラスの世代を超えた壮大な冒険を描いています。
  • 2期 ガガーブトリロジー3部作
    「英雄伝説Ⅲ〜Ⅴ」の3部作で、ガガーブと呼ばれる裂け目と大蛇の背骨山脈によって3つに分けられた大陸を舞台にします。各作品でそれぞれ独立した物語が展開されます。
  • 3期 軌跡シリーズ
    全作品がゼムリア大陸を舞台に展開します。導力と呼ばれるエネルギーが普及した世界で、インフラの多くは導力器によって動きます。時間的な隔たりが短く、キャラクターは作品間で共有されています。

各エポックは独立していますが、複雑に絡み合ったストーリーテリングと、共有された世界観の下で進行するユニークな冒険が特徴です。

この記事では、英雄伝説シリーズ全作品のうち、前編として1期と2期の全作品の解説とレビューを網羅しました。

また、今から遊ぶための方法についても紹介をしていきます。

これからプレイを検討しているあなたへ、このシリーズは深い物語と刺激的なゲームプレイが融合した、一度は体験すべき冒険の世界を提供します。

あなたも英雄伝説の世界に足を踏み入れ、未知の冒険へと旅立ちませんか?

【イセルハーサシリーズ】(シーズン1期)

イセルハーサシリーズは、英雄伝説シリーズの根源となる物語です。
美しくも複雑な世界、イセルハーサを背景に、緻密なストーリーテリングを展開します。
このシリーズは、二つの作品から成り立っており、それぞれが一つの世界を創り出しています。

ファーレーン王国の誇り高き王子セリオス、そして彼の勇敢な息子アトラスが物語の主軸を成しています。
この親子が巻き込まれる冒険は、世代を超えた壮大な群像劇を描き出します。

イセルハーサシリーズは、当初は「ドラゴンスレイヤーシリーズ」の一部として展開されていました。
それが第6作目を迎えたところで、独自のカテゴリー、「英雄伝説シリーズ」が生まれました。

そうして、「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」が、新しく誕生したこのシリーズの第一作目となりました。

□ドラゴンスレイヤー英雄伝説(新 英雄伝説)□

ストーリー概要

美しい自然が広がる世界、イセルハーサには、五つの国が存在します。
その中でも中心に位置する貧しくも平和なファーレーン王国では、人々から深く愛されるアスエル王が治めていました。

しかし、ある日突如、首都ルディアは未知のモンスターの襲撃を受けます。
兵士たちは驚きと混乱の中、最終的にはモンスターを退けることに成功します。

しかし、その喜びもつかの間、愛されていた国王アスエルがモンスターによって命を奪われたことが明らかになります。

その時、王の世継ぎであるセリオス王子はわずか6歳でした。
彼は王の側近アクダムに育てられることとなり、16歳の誕生日に王位を継ぐことが予定されていました。

王子は、王位継承までの10年間を、サースアイ島のエルアスタの町で過ごすことになります。

王位継承を2ヵ月後に控えたある日、セリオスが育てられていた町は再びモンスターの襲撃を受けます。

セリオスは助けを求めるために首都ルディアへ向かいますが、そこで彼は摂政アクダムに捕らえられ、衝撃の事実を告げられます。
モンスターを町に送り込み、セリオスの父を殺したのは全てアクダムの仕業だったのです。
アクダムは、王の遺言を偽り摂政の座についていたのです。

セリオスは一度は牢屋に閉じ込められますが、リュナンという男に助け出され、父の仇アクダムを討つ決意を固めます。

ゲームシステム

「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」は、フィールドを移動しながら敵と戦って経験値を獲得し、レベルアップや装備変更をしながら冒険を進める、ドラクエ風のオーソドックスなRPGです。

仲間のステータスと、章タイトルが画面右半分に常時表示されているのが特徴的で、初めてのプレイだと少し違和感を感じるかもしれません。

敵との戦闘は、一見ランダムエンカウントぽいですが、実は見えない敵がフィールドをウロウロと移動していて、接触すると戦闘開始となります。特定のアイテムを使うことで常時敵を表示することもできます。

戦闘システムは素早さが高いキャラから順番で行動が回ってくるコマンド式です。この時代にはめずらしくフルオート戦闘機能も備えています。

戦闘難度はレベルと装備による影響が強く、特に章の始まりの時は強かった敵も新たな装備を整える事で一気に楽になります。

難易度選択はいつでも可能なので敵が強い時は難易度を下げてサクサク進めることもできます。

レベルアップでステータスが上がりますが、能力値を自分で振り分けるか、オートで振り分けるか選択することができます。

ゲームの必要プレイ時間と感想

プレイ時間は10時間程度

「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」は、ストーリーを楽しむことを重視した、システムはシンプルなRPGです。

ストーリーも最近の伏線が練られた作品に比べれば、王子が国を救うために冒険をするという王道的な内容で、驚きの展開や感動は少ないかもしれません。
ただ、キャラクターはそれぞれが個性的で会話テキストもかなり多く、NPCとの会話がフラグになっていることも多く、キャラクター同士の会話を楽しみながらストーリーを進めることができます。

移動速度も速く、オート戦闘も実装されているため、できるだけストレスなくストーリーに集中できるような配慮はされています。

戦闘バランスは戦略・戦術を必要とする場面は少なく、どちらかといえばレベルを上げて装備を更新してごり押ししていくのが効率的なバランスになっています。

全体的にクラシックRPGの王道的なシステムで、今やるとやや古さを感じられる作品ですが、ファルコム作品らしくBGMはすばらしく、プレイ時間もそれほど長くないため、『英雄伝説』の始まりを知る作品として是非プレイして欲しい作品です。

日本ファルコム公式より引用

『ドラゴンスレイヤー英雄伝説(新 英雄伝説)』を今から遊ぶ方法

様々なプラットフォームで販売されてきた本作も、現在は中古以外では入手ルートは限られています。
DMM GAMESDLsite ではウィンドウズ版がダウンロード販売されています。
また、プロジェクトEGG(PC )ではMSX2版がダウンロード販売しています。

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□ドラゴンスレイヤー英雄伝説Ⅱ□

前作から20年後のイセルハーサが舞台となります。

前作主人公だったセリオスの息子である「アトラス」が新たな主人公として物語が描かれています。
今作の舞台はイセルハーサ全土だけでなく、地下世界にまで広がっていきます。

ストーリー概要

セリオスとその仲間たちの活躍により悪神アグニージャが討伐されてイセルハーサに平和が戻りました。
英雄セリオスはファーレン王国の王となり、ソルディス王国のディーナ姫と結婚をします。
やがてふたりは待望の王子を授かりました。

王子はアトラスと名づけられました。彼は見事な金の髪と利発な瞳を持つ若者です。
父から受け継いだ公正な心を持ち、国民のために日々奮闘しています。

月日は流れてアグニージャを倒してから20年の年月が流れます。

ファーレーン王国は、英雄セリオスと、息子アトラスの活躍により益々栄えていました。
しかし、その平穏な日常に突如大地震が国を襲います。
深刻な被害を受けた建造物、失われた多くの命、それらは一時的な混乱を招きましたが、人々は困難を乗り越えて街はやがて復旧を果たします。

しかし、その背後には誰もが気づかない新たな災いが待ち構えていました。
王子アトラスは、再び国民を平和へと導くために、新たに与えられた使命に立ち向かうこととなります。

ゲームシステム

シリーズものなので、基本的には前作のシステムを周到しています。

成長は敵から経験値を得られるレベルアップ方式、移動はトップビューの見下ろし型、戦闘もコマンド選択型と前作からの変更はありません。

大きな変更点は2つあります。
1つ目は、敵がアイテムを使わなくてもすべてシンボル表示されるようになりました。

2つ目は、呪文の仕様だけは前作から大きく変わりました。呪文をMPではなく、それぞれカプセルで管理するようになり、呪文を使用するとカプセルが空になりその戦闘では同じ呪文は使用できなくなります。
戦闘終了後、時間経過でカプセルが回復し満タンになると再び使えるようになります。

使用頻度の高い呪文は複数覚えておいたり、無駄打ちしないように呪文の残り回数を把握しておくことが重要になります。

ゲームの必要プレイ時間と感想

プレイ時間は15時間程度

シリーズ作品のため、前作をプレイしたことを前提にキャラクターの関係性やストーリーが展開されます。
また、システム面においても大きな変更は無く、前作を楽しんでいた方であれば問類なく楽しむことができます。

ただ、前作と比較するといくつかの不満点が残っています。
特に、序盤でレベルが上がりにくくなっており、その結果ゲームのテンポが悪くなっている点。
さらに、前作に比べてパーティーメンバーのキャラクターの魅力がやや低く感じる点、そして、地下世界を舞台にしたため、移動の大部分が松明を必要とする通路移動で、景色の変化が乏しく飽きてしまう点です。

特に、変化の少ない地下世界の移動は、まるで延々と迷路を進むような感覚になります。
これが敵とのエンカウントの頻度と相まって、少々ストレスを感じる部分でした。

それでも、秀逸なBGMとオートで進行する戦闘のテンポの良さから、ストーリーRPGとしては楽しむことができる作品となっています。

『ドラゴンスレイヤー 英雄伝説Ⅱ』を今から遊ぶ方法

様々なプラットフォームで販売されてきた本作も現在は中古以外では入手ルートは限られています。
プロジェクトEGG(PC )でPC-9801版がダウンロード販売しています。

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【ガガーブトリロジー3部作】(シーズン2期)

「英雄伝説Ⅲ~白き魔女~」「英雄伝説Ⅳ~朱紅い雫~」「英雄伝説Ⅴ~海の檻歌~」を合わせてガガーブトリロジー3部作と呼ばれています。

「ガガーブ」とは世界を隔てている大地の裂け目の総称のことで、このガガーブと巨大な山脈「大蛇の背骨」によってこの世界は大きく3つに分けられています。

ガガーブにより隔てられた大陸間を行き来することはできないという設定になっていて、それぞれ3つの大陸を舞台としてⅢ・Ⅳ・Ⅴで独立した物語が展開していきます

□英雄伝説Ⅲ~白き魔女~□

日本ファルコム公式HPより引用

『ガガーブトリロジー』3部作の第1作です。

 ガガーブの東に広がる大陸、ティラスイールが舞台となり、主人公の少年と少女が『成人の儀式』として各国の神殿を巡礼して回る冒険譚が語られています。

ガガーブの歴史としては、3部作の中で一番最後の物語となっています。

ストーリー概要

物語は、ラグピック村の若者ジュリオと彼の親友クリスの成人の儀式「巡礼の旅」から始まります。

この旅で彼らが訪れる神聖な神殿シャリネからは未知の土地の風景が見えると伝えられ、ジュリオはこの旅を待ち望んでいました。

しかし、神殿で見た光景は、彼らの予想をはるかに超えるものでした。未来の絶望的な風景、世界が滅亡の淵に立つ光景が映し出されたのです。

シャリネのイメージが未来を示すとされていたので、ジュリオとクリスは恐怖と混乱に襲われ、幸せな気持ちが一瞬で冷たい現実に引き裂かれました。

世界が終わりに近づいているのか? その疑問と共に、ジュリオとクリスは、最初は単なる巡礼の旅だったが、突如として世界の危機に直面することになり、その危機に立ち向かう決意を固めます。

彼らは旅路で出会った新たな仲間、アルフとローディとともに、世界の運命を変えるための戦いを始めます。

ゲームシステム

『英雄伝説Ⅲ〜白き魔女〜』は、物語の引き込み力、深みのある戦闘システム、そしてキャラクター育成要素を併せ持ったRPGとして魅力を引き立てる独特なゲームシステムが特徴です。

Windows版の『英雄伝説III 白き魔女』では、オリジナルの戦闘システムは基本的に変わらないものの、いくつかの改善点と新機能が加わっています。
まずはユーザーインターフェースが改良され、行動選択がしやすく、戦況が一目で理解できるようになりました。

そして、マウス操作が可能になり、戦闘の行動選択やキャラクターの移動が直感的に行えます。
さらに、グラフィックは大幅に強化され、特に特技や魔法の演出が強化されており、戦闘がよりエキサイティングなものとなっています。
そして、自動戦闘機能が搭載され、AIに戦闘を任せることも可能になりました。

次に、キャラクターの成長システムについてです。このゲームでは、「マスター」システムが採用されており、各キャラクターは特定の「マスター」を選び、それに従い技や能力を習得していきます。
このシステムは初めて触れるプレイヤーには複雑に感じられるかもしれませんが、慣れると個性的なキャラクター育成とパーティーのバランス調整に役立ちます。

さらに、ペットシステムによって戦闘や探索に新たな要素が追加されます。
ペットは戦闘の援護やフィールドでのアイテム探索など、ゲームプレイを豊かにします。

物語については、複雑さと多様性が特徴で、多くのサブクエストが存在します。
これにより物語に深みが増し、プレイヤーを引き込む力があります。

これら全ての要素が組み合わさり、『英雄伝説Ⅲ〜白き魔女〜』はただのゲームを超え、プレイヤーを異世界へと誘い、その深遠な戦略性と物語の複雑さが満足感と達成感をもたらします。

ゲームの必要プレイ時間と感想

プレイ時間は20時間程度

「英雄伝説Ⅲ 白き魔女」は、ゲームシステムはシンプルで自由度もそれほど高くないかもしれませんが、その魅力は物語とキャラクターがしっかりと描かれていることにあります。

主人公のジュリオとクリスの冒険が、新しい土地や文化に出会うたびに、プレイヤーの心を引きつけます。彼らが世界各地の神殿を訪れ、未知の人々や文化と触れ合う様子は、まるで自分自身が冒険に参加しているかのような感覚を味わわせてくれます。

物語を深く掘り下げると、白き魔女という謎の存在が浮かび上がってきます。
彼女についての情報はほんのわずかで、物語が進むたびにその謎が少しずつ解き明かされる構成となっています。
この探求の旅は、冒険の興奮と一緒にプレイヤーを引きつけるのです。

そして最後に、白き魔女の運命が明らかにされたとき、我々は現実に引き戻される感覚を覚えます。
まるでジュリオとクリスが冒険を終えて故郷へ戻るように、プレイヤーも冒険から現実に戻る感じがします。その切なさと静寂感が、このゲームへの愛着を一層深めることでしょう。

名作ゲームでも、このような別れの瞬間を深く描いている作品は珍しいです。
「英雄伝説Ⅲ 白き魔女」は、その世界に深く没頭して愛着を感じ、その世界から別れを惜しむ喪失感を体験させてくれます。

システムの自由度が低いとはいえ、物語とキャラクターを通じての体験が非常に豊かな「英雄伝説Ⅲ 白き魔女」。

旅と発見、そしてゲームからの別れ。これらの経験が絡み合うことで、プレイヤーに深い感動をもたらします。

ぜひ一度、この世界に足を踏み入れてみてください。その深みに引き込まれること間違いなしです。

『英雄伝説Ⅲ~白き魔女~』を今から遊ぶ方法

様々なプラットフォームで他社による移植もされている本作ですが、できればファルコム製のオリジナル版でのプレイを推奨します。
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□英雄伝説Ⅳ~朱紅い雫~□

日本ファルコム公式HPより引用

『ガガーブトリロジー』3部作の第2作です。

ガガーブの歴史としては、3部作の中で一番最初の物語となっています。

ストーリー概要

「朱紅い雫」は、一人の少年の成長と、壮大な世界の秘密が交錯する物語です。

遥か彼方の孤島アバルシア島。豊かな自然と平和な生活が続くこの地に、一つの古代伝説が息づいていました。

太古の神々が災厄から人々を護るために与えたとされる「神々の遺産」、その正体を求めて、数多くの冒険者や学者が島を訪れますが、誰も真実に辿りつくことはできませんでした。

主人公のアヴィンと、その妹イーマ。ふたりは幼い頃に両親を亡くし、島の村で穏やかに暮らしていました。

ある夜、謎の組織が村を襲い、イーマが行方不明となります。アヴィンは妹を探すため、そして大陸の真実を解き明かすため、冒険に踏み出します。

ゲームシステム

シリーズ物なので基本的なシステム廻りは前作と大きな変更はありません。

戦闘はオートバトルを基本としていますが、手動・自動を任意に切り替えることが可能です。

戦闘は、「アクションタイム・バトル(ATバトル)」と呼ばれる形式で進行します。
このシステムは、リアルタイム戦闘とターン制戦闘の中間のようなもので、各キャラクターにはATゲージがあり、時間が経過するとゲージが減っていきます。
ゲージが0になった時点で、そのキャラクターが選択した行動を実行します。

特別な行動として「ATブレイク」が存在します。
「ATブレイク」はゲージの残量に関係なく即座に行動を起こすことができるもので、その使用は連続ではなく、限定された回数しか使えないため、使うタイミングを考える必要があります。

ゲームの必要プレイ時間と感想

プレイ時間は25~30時間程度です。

ストーリーを追う事が重きだった前作「白き魔女」よりもRPG感が少し強くなり、難易度も少し上がっています。

ストーリーについては、キャラクターの年代が全体的に上がったこともあり、前作の柔らかい雰囲気に比べるとシリアスで重たい展開が続きます。
対立側が絶対的な悪の思想を持っている訳ではなく、勧善懲悪で物語は進みません。
キャラクターの深堀もこちらのほうができているので感情移入もしやすいです。
ストーリーの出来は、Ⅲ・Ⅳ・Ⅴの中ではⅣが一番良かったです。

戦闘システムはコマンド式で、前作のセミオートバトルよりは多少やりごたえあるシステムに変わっています。ただ、ストーリーテリングに重きを置いているRPGなので、戦闘難易度は決して高くないので作業感は残ります。
また、フィールドの景色の変化が少なく使いまわし感が強いため、旅をしているワクワク感よりもただの移動感が強くなってくるのが残念なところです。

BGMは相変わらずのファルコムクオリティで、耳に残る良作が多いです。

『英雄伝説Ⅳ~朱紅い雫~』を今から遊ぶ方法

様々なプラットフォームで他社による移植もされている本作ですが、できればファルコム製のオリジナル版でのプレイを推奨します。
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※□英雄伝説Ⅴ~海の檻歌~□

日本ファルコム公式HPより引用

『ガガーブトリロジー』3部作の第3作です。

ガガーブの歴史としては、3部作の中でⅣとⅢの中間の物語となっています。

何故ガガーブが生まれて世界が3つに分断されてしまったのか、詳細は本作で語られます。

ストーリー概要

静謐な海辺の町に住む気鋭の若者、フォルト。彼は日々、独奏会に向けキタラを心に抱いて練習に明け暮れていました。
その姿に心を奪われているのは、貝殻の塗料工場で汗を流す、純真無垢な少女ウーナ。彼女の心には、フォルトへの秘めた想いが強く、深く宿っている。

一方、灯台で手琴の練習を始めたフォルトの祖父マクベインは、海の音色を手練手管で音楽に変える老練な演奏者だ。

この三人の日常は、ある日一冊の本を見つけることで大きく動き出します。

その本には、過去の偉大な音楽家が再現したとされる、古代から伝わる『幻のメロディー』について書かれていました。その旋律はまるで命を吹き込むかのような力を秘めており。三人はその純粋な旋律を追い求める冒険に足を踏み出します。

3人は様々な国を訪れ、山々から海辺、草原まで、それぞれの場所で出会う音楽、その音色は一つ一つが、3人の音楽家たちの物語を彩ります。

物語は、海の音を纏ったキタラの音色、工場の響きを胸に刻むウーナの情熱、そして、灯台から見渡す景色を手琴に託すマクベインの智慧と共に、『幻のメロディー』へと彼らを導きます。

音楽と愛、そして冒険の三つの旋律が交錯する中、彼らが出会う人々、体験する冒険が、古代の幻のメロディーを紐解く手がかりとなっていきます。

ゲームシステム

シリーズ物なので基本的なシステム、UI廻りは前作と大きな変更はありません。

新たなシステムについては「共鳴石」と呼ばれるアイテムが登場します。
ストーリー上でも重要な意味を持つ共鳴石ですが、キャラクターに共鳴石を装備させると、特定のメロディを奏でて「共鳴魔法」を使用できるようになります。
「共鳴魔法」を2人同時に同じ目標に共鳴魔法を唱えて重奏する事によって、より強力な「アンサンブル魔法」を使うことができます。
また、「共鳴石」はキャラクターのパラメータに影響を与えるステータス効果を持つため、戦略の幅が大きく広がります。

戦闘は完全に自動で進行させることも可能ですが、事前に「戦闘設定」を通じて各キャラクターの行動範囲や攻撃方法を設定することもできます。

また、戦闘中にキャラクターに対してより詳細な指示を出すことも可能で、補助系の魔法などは手動で使う必要があるため手動操作も重要です。

ゲームの必要プレイ時間と感想

プレイ時間は30時間程度です。

ガガーブトリロジーの最後の物語であり、「白き魔女」や「朱紅い雫」で謎だった部分も明らかになっていくため、前作をやってからプレイすることをお勧めします。

今作は「檻歌」という副題のとおり、音楽がストーリーに重要な意味をもちます。

主人公フォルトと仲間たちは、伝説の作曲家レオーネが隠した「共鳴石」の探すため、音楽を奏でながら旅をしていきます。

非常に複雑で豊かな物語が用意されていて、プレイ時間のほとんどがストーリー進行に費やすほどボリュームのある作品ですが、ストーリー以外のRPGのゲーム的要素はかなりそぎ落とされいます。

ストーリーに集中ができるように、レベル上げ作業や金策などはほぼ必要なくなっているため、RPGの戦闘に戦術や戦略を求めるプレイヤーには物足りないかもしれません。

「海の檻歌」は物語と音楽、戦闘が一体化したRPGです。ガガーブシリーズの最後を飾る作品としてじっくりストーリーに没頭できるRPGでした。

檻歌とタイトルについていることもあり、相変わらずBGMは素晴らしいものが多いです。

『英雄伝説Ⅴ~海の檻歌~』を今から遊ぶ方法

様々なプラットフォームで他社による移植もされている本作ですが、できればファルコム製のオリジナル版でのプレイを推奨します。
DMM GAMESDLsite ではウィンドウズ版がダウンロード販売されています。

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まとめ

英雄伝説シリーズの1期と2期についてまとめました。
3期の軌跡シリーズは非常に長く続くシリーズのため、後編として別の記事で紹介をします。

歴史の長い『英雄伝説シリーズ』、1期と2期はゲームシステムとしては古さを感じるところも多いですが、魅力的な物語を是非体験してみて欲しいです。

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