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【ファイナルファンタジーの歴史をたどる】シリーズの誕生から現代まで【ゲームの歴史】

ゲームレビュー
※この記事にはプロモーションが含まれております※

ファイナルファンタジーシリーズは、1987年の第一作目の発売以来、今尚世界中のゲームファンを魅了し続けています。

本記事では、シリーズの歴史を掘り下げ、誕生の背景や最新作までのエピソードや進化を紹介します。

各作品の魅力や、開発者たちの取り組みについても触れていきます。

この記事を読めば、ファイナルファンタジーシリーズの魅力を再発見できること間違いなし!

是非、歴史の軌跡を辿りながら、ファイナルファンタジーの思い出を振り返ってみてください。※ネタバレを多少含む解説もありますので、気になる方ご注意ください※

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※他にもゲームの歴史も書いています。読み物として楽しんでください※
・日本ファルコム英雄伝説シリーズの歴史について【イセルハーサ・ガガーブまで】

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ファミリコンピューター時代

ファイナルファンタジー

概要

初代ファイナルファンタジーは、1987年にファミリーコンピューターソフトとして発売されました。
シリーズの原点となる作品であり、多くのファイナルファンタジーの基本的な要素が含まれています。

ストーリー

光の戦士たちが、世界を破滅から救うために立ち上がるところから始まります。

彼らは4つのクリスタル(地、火、水、風)を取り返し、クリスタルの力が封じられたカオスを倒すことで世界のバランスを回復させる使命を持っています。

光の戦士たちは、タイムループに囚われた世界を救うため、過去と未来を旅してカオスと戦うことになります。

ゲームシステム

初代ファイナルファンタジーは、ターン制の戦闘システムが採用されています。
プレイヤーは4人のキャラクターをパーティに編成し、世界を冒険します。
パーティは戦闘時に敵と交代で行動し、コマンド(攻撃、魔法、アイテムなど)を選択して戦います。

キャラクターは、戦士、盗賊、白魔道士、黒魔道士、赤魔道士、モンクの6つのジョブから選ぶことができます。
それぞれのジョブは、独自の能力や装備があり、戦術が異なります。
また、物語の途中でジョブをアップグレードすることができ、さらに強力な能力を手に入れます。

戦闘で得た経験値によってキャラクターのレベルが上がるレベルアップシステムも採用されています。
また、ギル(通貨)を使って武器や防具を購入し、キャラクターを強化することができます。

まとめ

初代ファイナルファンタジーの開発は、当時のスクウェアが経営的に苦境に立たされていた時期に始まりました。

そのため、このゲームが最後の作品になるかもしれないというプレッシャーの中で制作を進めました。この事情がゲームのタイトル「ファイナルファンタジー」に反映されています。

もし成功しなければ、会社の終わりを意味するかもしれないという思いから「ファイナル(最後)」と名付けらたんですね。

ディレクターの坂口博信さんをはじめとする若手クリエイターたちで構成されていました。

彼らは、ウィザードリィやウルティマなどの西洋RPGに触発されて日本向けの新しいRPGを開発することを目指しました。

キャラクターデザインやモンスターデザインは、後にファイナルファンタジーシリーズの顔となる天野喜孝さんが手がけました。
また、音楽は植松伸夫さんが担当し、彼の名を広く知らしめるきっかけとなった作品です。

ファイナルファンタジーは大成功を収め、スクウェアの復活の原動力になりました。

ファイナルファンタジー1の世界を覗いてみる

ファイナルファンタジーII

概要

ファイナルファンタジーIIは、1988年にファミリーコンピューターソフトとして発売されました。

初代ファイナルファンタジーの続編でありながら、ゲームシステムは大幅な変更が加えられた、挑戦的な作品です。

ちなみに、ファイナルファンタジーシリーズではおなじみの「シド」は本作が初登場となり、以降、姿形を替えながら、すべてのシリーズに登場する人気キャラクターとなります。

ストーリー

皇帝マティウスが世界征服を目指してパラメキア帝国を率いる中、フリオニール、マリア、ガイ、レオンハルトの4人の若者が反乱軍に加わり、帝国に立ち向かうところから物語は始まります。

彼らは反乱軍の仲間と共に、世界を冒険しながら帝国を倒すため、世界の平和のために戦います。

ゲームシステム

キャラクターの成長システムは非常に特徴的なものになっています。

RPGで一般的なレベルアップシステムによる成長ではなく、行動によって個々の能力やスキルが成長するシステムが導入されました。

例えば、武器を使って戦うことで武器スキルレベルが上がり、魔法を使うことで魔法スキルレベルが上がります。
また、最大HPはダメージを受けることで増加するなど、ステータスも戦闘の行動に応じて成長します。

ストーリーの進行は、会話でキーワードを収集し、NPCにキーワードを尋ねることで情報を得る「キーワードシステム」が導入されました。プレイヤーは物語の情報を自ら集めることが必要です。

戦闘システムは、前作と同様のターン制が採用されていますが、前衛・後衛という戦闘時のキャラクターの配置に影響する「フォーメーション」が初めて導入されました。

ファイナルファンタジーIIはストーリー性が強い作品で、キャラクターの個性や背景にも焦点が当てられています。
仲間となるキャラクターの入れ替わりも非常に多く、出会い・別れの多いストーリーとなっています。

また、成長システムやキーワードシステムの導入により、今までのRPGには無かった体験をプレイヤーにあたえました。

この独特な成長システムは、一部のプレイヤーには好評だったものの、単純に経験値を稼げば強くなるわけでは無いというシステムの複雑さや説明不足、さらにゲームバランスに影響するバグも多く、賛否が分かれる作品となりました。

まとめ

初代ファイナルファンタジーのディレクターである坂口博信さんは、ファイナルファンタジーIIの開発には直接関与していませんでした。

代わりに、後に「聖剣伝説」シリーズを生み出すことになる石井浩一が起用されました。これにより、ファイナルファンタジーIIは独自のゲームシステムやストーリーが導入され、初代とは異なる雰囲気の作品となりました。

また、ファイナルファンタジーIIの発売当時は、スクウェアのライバル会社であったエニックスが、ドラゴンクエストシリーズを展開していました。

両社は、RPG市場を巡って熾烈な競争を繰り広げており、ファイナルファンタジーIIもその競争の中で生み出された作品です。
この両社の競争は、日本のRPG市場の発展を大きく牽引していきました。

ファイナルファンタジーIIの世界を覗いてみる

ファイナルファンタジーIII

概要

ファイナルファンタジーIIIは、1990年にファミリーコンピューター用ソフトとして発売されました。

この作品が、ファミコンで発売された最後のシリーズとなります。

その奥深いストーリー性と特徴的なシステムは、ファイナルファンタジーシリーズの知名度を押し上げる作品のひとつとなりました。

ストーリー

浮遊大陸を舞台に、光の戦士と呼ばれる4人の若者が、世界のバランスを取り戻すために戦う様子が描かれています。彼らは、光の戦士として母なるクリスタルから力を受け取ります。

闇のクリスタルを使って世界を支配しようとするザンデの野望を阻止するために戦う様子を、ドラマティックに描いています。

ゲームシステム

ファイナルファンタジーIIIでは、「ジョブシステム」が初めて導入されました。

このシステムは、キャラクターがクリスタルから力を授かって様々なジョブ(職業)に転職することができるというものです。

各ジョブは独自の能力やスキルを持っており、プレイヤーはジョブ編成によって様々な戦術を試すことができます。

ジョブシステムは、シリーズの特徴的な要素としてその後の多くの作品で引き継がれ、改良されていきました。シリーズとしては3→5→11→12→14とジョブシステムは引き継がれていきます。

戦闘システムは、前作と同様にターン制が採用されています。

ただし、ファイナルファンタジーIIIではジョブシステムの導入により、戦闘時の戦術やキャラクターの役割がより多様化し、戦闘がより深みのあるものになりました。

また、今作では初めて召喚獣が実装され、バハムート、リヴァイアサン、オーディンなど、その後の作品でも数多く目にする召喚獣が登場しています。
召喚獣はFFにとって非常に重要なアイコンで、召喚獣そのものが物語の本流に大きく関わってくる作品も数多くあります。

ファイナルファンタジーIIIは、シリーズの進化を象徴する作品であり、ジョブシステムの導入によって、シリーズが新たな方向性を見出すことになりました。

また、物語の世界観やキャラクター設定も、シリーズ全体のテーマとして継承される要素を多く含んでいます。

後に続く作品では、ジョブシステムがさらに進化し、より複雑で緻密なゲームシステムが生み出されました。
ファイナルファンタジーVでは、ジョブシステムがさらに洗練され、複数のジョブを組み合わせることで、キャラクターの自由度が大幅に向上しました。

まとめ

ファイナルファンタジーIIIは、オリジナル版が国外でのリリースがなかったため、長らく日本国内でしか楽しめない作品でした。

しかし、2006年にニンテンドーDS向けのリメイク版が発売され、ついに世界中のファンがファイナルファンタジーIIIをプレイすることができるようになりました。

リメイク版では、グラフィックが大幅に向上し、3Dモデルやフルボイスのカットシーンが追加されています。

これらの要素が組み合わさって、ファイナルファンタジーIIIはシリーズの歴史において重要な位置を占めており、多くのファンに愛されている作品となっています。

シリーズの進化を牽引する要素を多く含んでおり、その後の作品にも大きな影響を与えました。

ファイナルファンタジーⅢの世界を覗いてみる

【スーパーファミコン(SFC)時代】

ファイナルファンタジーIV

概要

ファイナルファンタジーIVは、1991年にスーパーファミコン用ソフトとして発売されました。
この作品では、ストーリー性が大幅に高くなり、また、ゲームシステムにも革新的な変更が加えられました。

ストーリー

物語は、主人公のセシルがバロン王国の暗黒騎士としての地位を捨て、自らの過ちを認め、立ち上がる様子が描かれています。

セシルは、幼なじみであり相棒であるカインをはじめとした様々な仲間たちと共に、世界を破滅から救うために戦うことになります。

ストーリー性に重きをおいた作品となっており、登場キャラクターたちの心情や成長を丁寧に描きながら物語は展開し、プレイヤーに感情移入を誘います。

ゲームシステム

ファイナルファンタジーIVでは、新たな戦闘システム「アクティブタイムバトル(ATB)」が初めて導入されました。

これは、従来のターン制から脱却し、キャラクターごとに時間軸が設定され、その時間が経過することで行動できるようになるシステムです。
これにより、戦闘にリアルタイムに近い判断が求められ、戦闘がよりスピーディで緊張感のあるものになりました。

また、ジョブシステムは前作のように自由に選択できるものではなく、物語に沿って固定されたジョブのキャラクターが登場します。
しかし、登場キャラクターたちが個性豊かで、独自の技や能力を持っているため、戦術の幅は広がりました。
これにより、物語とゲームシステムがより密接に結びついた作品となりました。

ファイナルファンタジーIVは、シリーズの進化を象徴する作品であり、登場キャラクターの心情や成長を重視したストーリー展開や、アクティブタイムバトルシステムの導入によって、シリーズの新たなステージへと進んだことが評価され、多くのファンに愛される作品となりました。

まとめ

ファイナルファンタジーIVは、様々なプラットフォームでリメイクや移植が行われ、新たな楽しみが提供されています。

リメイク版では、グラフィックや音楽が向上し、一部のゲームバランスが調整されたり、新たな要素が追加されたりしています。

また、続編として、セシルとローザの息子であるセオドアが主人公の物語「ファイナルファンタジーIV THE AFTER YEARS  -月の帰還-」(FF4TA)も制作され、物語の世界がさらに広がりました。

ファイナルファンタジーⅣの世界を覗いてみる

ファイナルファンタジーV

概要

ファイナルファンタジーVは、1992年にスーパーファミコン用ソフトとして発売された、ファイナルファンタジーシリーズの第5作目です。

この作品では、独自のジョブシステムが再導入され、またストーリーにも独特の要素が盛り込まれています。

ストーリー

物語は、主人公バッツが、放浪中に突然落下してきた隕石を調査することから始まります。

その途中でバッツは、リナ、ガラフ、ファリスといった個性豊かな仲間たちと出会い、彼らと共に世界を救うための冒険に挑みます。

4つのクリスタルの力が失われつつある原因を探り、クリスタルの守るために、バッツたちは二つの世界を旅することになります。

ゲームシステム

ファイナルファンタジーVの大きな特徴は、進化したジョブチェンジシステムの導入です。
ファイナルファンタジーIIIで登場したジョブシステムをさらに発展させ、キャラクターが様々なジョブに手軽に転職できるようになりました。

ジョブごとに独自の能力があり、ポイントを獲得してジョブレベルを上げることで新たなアビリティを段階的に習得していきます。

また、習得したアビリティは他のジョブに転職しても使用することが可能で、アビリティの組み合わせにより、戦術の幅が非常に広がりました。

このジョブシステムは、プレイヤーが自分の好みや戦術に合わせてキャラクターをカスタマイズできるため、戦闘が非常に奥深くなっています。
また、前作からさらに進化したアクティブタイムバトル(ATB)システムが採用されており、戦闘はよりスピーディで緊張感のあるものとなっています。

まとめ

ファイナルファンタジーVは、独自のジョブシステムと二つの世界を舞台にした壮大なストーリーが特徴の作品です。
ジョブチェンジシステムによって戦術の幅が広がり、プレイヤーに多くの選択肢と自由度が与えられています。

また、クリア後のやり込み的なおまけ要素も本作から取り入れられました。「神龍」「オメガ」というストーリーには直接関わってこないラスボスより強い強敵が実装されました。

ファイナルファンタジーⅤの世界を覗いてみる

ファイナルファンタジーVI

概要

ファイナルファンタジーVIは、1994年にスーパーファミコン用ソフトとして発売された、ファイナルファンタジーシリーズの第6作目です。

シリーズ初めてオープニングデモが導入された作品であり、魔導アーマーが雪原を進むシーンは大きな印象を受けました。

このオープニングデモは、ドットアートでありながら、グラフィック技術の進化と物語の重厚さを象徴するものとなっています。

ストーリー

魔導の技術を復活させ、世界を支配しようとするガストラ帝国と、それに抵抗する反乱軍(リターナー)との戦いを描いています。

主人公のティナは、生まれながらに魔導の力を持つ少女で、その力を帝国に利用されてしまいます。しかし、彼女は帝国から逃れ、のちに反乱軍に加わることになります。

物語は、ティナをはじめとする多彩なキャラクターたちが、帝国との戦いの中で成長し、絆を深めていく様子を描いています。

ストーリーの後半では、世界が壊滅的な状況に陥ります。
これにより、かつての大陸は崩壊し、世界の姿が一変します。プレイヤーは、この世界の崩壊後にバラバラになった仲間たちを再び集め、脅威に立ち向かうことになります。

敵役として登場するケフカ・パラッツォは、シリーズ初の本格的な悪役として登場し、その狂気じみた性格や行動でプレイヤーの記憶に強く残っています。

彼の独特な笑い声やセリフは、本作の印象的な要素の一つとなっており、シリーズを通しても最も有名な悪役の一人となりました。

ゲームシステム

ファイナルファンタジーVIでは、シリーズ中でも特に多彩なキャラクターが登場する作品です。

キャラクターそれぞれに独自のバックグラウンドやストーリーが存在し、キャラクター同士の絆や成長を描いたストーリーが、詳細に語られていきます。

また、本作はキャラクターごとに固定のジョブが与えられており、それぞれが個性的な戦術を持っています。

また、魔法が過去の遺物とされている本作で、魔法を扱う上で重要な役割を果たすのが、幻獣と呼ばれる召喚獣のような存在です。
幻獣は魔石という形で封印されており、キャラクターに装備させることで魔法を習得できるようになります。

さらに、魔石には装備した状態でレベルアップすると魔石に対応している個別ステータスが上昇するシステムが実装されていて、このシステムによってキャラクターの成長にカスタマイズ性を持たせることができるようになっています。

戦闘システムは、引き続きアクティブタイムバトル(ATB)システムが採用されており、戦闘はスピーディで緊張感のあるものとなっています。

まとめ

ファイナルファンタジーVIは、壮大なストーリー、魅力的なキャラクター、独特のゲームシステムによって、シリーズの中でも特に高い評価を受けています。

また、当時発売されていたゲームに比べても非常に緻密なドットアートや音楽面で優れており、特に音楽では数多くの名曲が評価されています。

オペラシーンや最終ボス戦の曲、世界崩壊後のフィールド曲は、ファイナルファンタジーシリーズでも屈指名曲として頻繁に挙げられます。

ちなみに当時の販売価格はなんと11,400円とその高さも話題となりました。

ファイナルファンタジーⅥの世界を覗いてみる

【プレイステーション(PS)時代】

ファイナルファンタジーVII

概要

ファイナルファンタジーVIIは、1997年にPlayStation用ソフトとして発売されました。

シリーズ初の3Dポリゴンを使用したグラフィックを採用しており、より立体的で表現豊かなビジュアルが特徴です。
また、映画のようなムービーシーンも多数収録されており、その演出は当時としては画期的でした。

この作品は、革新的なグラフィック、壮大なストーリー、独特のゲームシステムが話題となり、シリーズ屈指の人気作となりました。

ストーリー

環境テロリスト組織「アバランチ」の一員であるクラウド・ストライフが、惑星の生命エネルギーを吸い尽くす企業「神羅カンパニー」に対抗するために戦う姿を描いています。

クラウドは、幼馴染であるティファや環境活動家のエアリスといった仲間たちと共に、神羅カンパニーとその背後に隠れる真の敵、セフィロスと戦います。

物語はクラウドたちの過去や心の葛藤を描きながら、惑星全体の運命にかかわる壮大な冒険へと展開していきます。

ゲームシステム

ファイナルファンタジーVIIでは、新たなカスタマイズシステムとして「マテリア」が導入されました。

マテリアは、魔法や特殊技、ステータスアップなど様々な効果を持つアイテムで、武器や防具に装備することでキャラクターがその効果を得ることができます。
マテリアを組み合わせることで、キャラクターのカスタマイズが非常に自由度が高くなり、多彩な戦術が可能となっています。
マテリアは組み合わせ方によっては非常に強力な能力が引き出せるため、プレイヤーによって様々な研究がされました。

戦闘システムは、アクティブタイムバトル(ATB)システムが引き続き採用されています。

また、本作ではリミットブレイクという新しいシステムが導入されました。
リミットブレイクは、キャラクターがダメージを受けることで溜まるゲージが最大に達すると発動できる強力な必殺技のような力で、戦闘に戦術性をもたらしています。

まとめ

ファイナルファンタジーVIIは、革新的なグラフィック、壮大なストーリー、独特のゲームシステムによって、多くのプレイヤーに愛され続ける作品となっています。

また、キャラクターのデザインや設定、音楽も非常に高い評価を受けており、植松伸夫による楽曲「片翼の天使」は、ファイナルファンタジーシリーズを代表する名曲の一つとなっています。

また、ファイナルファンタジーVIIはその後の作品にも大きな影響を与えており、プレイステーション以降のファイナルファンタジーシリーズにおいて、3Dグラフィックや映画的な演出がさらに進化していくきっかけを作りました。

さらに、ファイナルファンタジーVIIは、映画やアニメ、小説などのメディアミックス作品も展開され、独自の世界観を広げています。

2020年には『ファイナルファンタジーVII リメイク』がPlayStation 4用で発売されました。
リメイク版では、グラフィックが大幅に向上し、アクション要素が加わった戦闘システムや新たなエピソードが追加されており、新しい世代のプレイヤーにも楽しめる作品となっています。

ファイナルファンタジーⅦの世界を覗いてみる

ファイナルファンタジーVIII

概要

ファイナルファンタジーVIIIは、1999年にPlayStation用ソフトとして発売されました。
本作は、独特なゲームシステムと成長要素、壮大なストーリーが特徴的であり、多くのファンに愛されています。

FF8は、FF7からさらにグラフィックが進化し、キャラクターのモデリングがリアルになり、表情や動きが滑らかになっています。

また、美しいプリレンダリング背景や、映画のようなムービーシーンも多く、そのビジュアルは当時としては非常に高い評価を受けました。

一方で、ファンタジー要素が薄く、学園を舞台にしたストーリーについては、過去の作品が好きだったファンからは評価の分かれる作品でもありました。

ストーリー

特殊部隊「シード」の候補生であるスコール・レオンハートを主人公として展開されます。

スコールは、バラムガーデンという学園で魔法や戦闘技術を学び、シードの一員となることを目指しています。

彼は、同じく候補生であるクィスティス、ゼル、セルフィ、アーヴァインと共に、侵略を続けるガルバディア帝国やその背後に潜む魔女アデルとイデアに立ち向かいます。

物語は、スコールたちの心の成長や恋愛を描きながら、世界の運命をかけた壮大な冒険へと進んでいきます。

ゲームシステム

ファイナルファンタジーVIIIでは、魔法や能力のカスタマイズシステムとして「ジャンクションシステム」が導入されています。

このシステムでは、キャラクターが召喚獣「ガーディアンフォース」と契約し、彼らから得られる能力を自分にジャンクションすることで、キャラクターの能力を強化することができます。

また、魔法を「ドロー」で直接敵から吸い取り、それをキャラクターの能力やパラメータに「ジャンクション」することで能力を強化できます。

戦闘システムは、引き続きアクティブタイムバトル(ATB)システムが採用されていますが、リミットブレイクの代わりに「デスペレートブロウ」というシステムが導入されています。

これは、キャラクターが一定のHP以下になると発動できる強力な必殺技で、戦闘に緊張感と戦術性をもたらしています。

また、本作では経験値を獲得してレベルアップするシステムが一部変更されており、敵のレベルもプレイヤーのレベルに応じて変化するため、緻密な戦術が求められるようになっています。
このような変更は、プレイヤーが新たな戦術や戦略を練ることを促し、ゲームプレイに深みを与えています。

さらに、本作ではミニゲームとして「トリプルトライアド」というカードゲームが導入されました。
トリプルトライアドは、独自のルールで対戦相手とカードを使って戦うゲームで、世界中のキャラクターと対戦できます。

カードは敵からドロップしたり、特定のイベントで手に入れることができます。
トリプルトライアドは、本編のストーリーとは別の楽しみ方を提供しており、プレイヤーに支持され、後のシリーズであるFF14にもサブコンテンツとして実装されています。

まとめ

ファイナルファンタジーVIIIは、独特なゲームシステムや魅力的なキャラクター、壮大なストーリーによって、シリーズの中でも特別な存在となっています。

また、この作品以降、ファイナルファンタジーシリーズはさらに挑戦的なゲームシステムや設定を取り入れるようになり、シリーズごとにゲームシステムが大幅に変わるようになっていきます。

ファイナルファンタジーⅧの世界を覗いてみる

ファイナルファンタジーIX

概要

ファイナルファンタジーIXは、2000年にPlayStation用ソフトとして発売されした。

本作は、ファイナルファンタジーVIIとVIIIで、現代的でダークに偏り過ぎていた世界観を見直しが図られました。

シリーズ初期のファンタジー要素に原点回帰したストーリー、キャラクター、世界観、音楽、ゲームシステムを取り入れることに力を入れた作品となっています。

ストーリー

盗賊団「タンタラス」の一員であるジタン・トライバルを主人公として展開されます。

彼らはアレクサンドリア王国の皇女ガーネットを誘拐する任務のため王国に侵入をしますが、偶然の出会いを経て彼女から自身を誘拐するよう頼まれることになります。

物語は、ジタンが魔法使いビビ、騎士スタイナー、召喚士エーコなどの仲間たちと共に、悪の帝国や謎の存在クジャに立ち向かいながら、世界を救う壮大な冒険に挑む様子が描かれます。

ゲームシステム

ファイナルファンタジーIXでは、キャラクターごとに固有のジョブ(職業)が設定されており、それぞれが異なるアビリティを持っています。

これにより、各キャラクターが独自の役割を持つことが強調され、プレイヤーはそれぞれの特性を活かした戦術を考えることが求められるようになりました。

戦闘システムは、アクティブタイムバトル(ATB)システムが引き続き採用されており、プレイヤーは戦闘中にリアルタイムで行動を選択することが求められます。

また、トランスという新システムが導入されています。これは、戦闘中に特定の条件を満たすと発動する強力な変身能力で、キャラクターの能力が一時的に大幅に向上します。

本作では、さまざまなミニゲームやサブイベントも用意されており、それらを楽しむことでストーリーの合間の寄り道や、やり込みを提供しています。

また、前作の「トリプルトタイド」に変わり「クアッドミスト」というカードゲームも本作で導入されましたが、ルールの難解さと、ストーリーを進めるために強制的にプレイする必要があったため、不満が多いミニゲームでした。

また、ゲーム内で発見できる小ネタや隠れた要素がたくさんあります。
例えば、特定の条件を満たすと手に入れることができる秘密のアビリティやアイテム、隠しダンジョンなどが存在します。

さらに、ゲーム中には、他のファイナルファンタジーシリーズ作品とのクロスオーバー要素も見られます。

まとめ

ファイナルファンタジーIXは、原点回帰したファンタジー要素や、愛すべきキャラクターたち、緻密なストーリーが魅力の作品です。

個人的にファンタジーな世界観やキャラクターが非常に魅力的で、ストーリーも温かく感動的で好きな作品のひとつです。是非リマスターして欲しい!

ファイナルファンタジーⅨの世界を覗いてみる

【プレイステーション2(PS2)時代】

ファイナルファンタジーX

概要

ファイナルファンタジーXは、2001年にPlayStation 2用ソフトとして発売されました。

ストーリーの深さや革新的なゲームシステムが特徴で、シリーズの中でも特に評価が高い作品となっています。

また、初めてボイスアクトが導入された作品です。これにより、キャラクターたちの感情がよりリアルに伝わりより没入感のある作品となりました。

ストーリー

主人公ティーダが神秘的な力によって未来の世界「スピラ」に転送されるところから始まります。
そこで彼は、召喚士ユウナと出会い、彼女が率いる一行とともに、スピラの世界を脅かす巨大な怪物「シン」を倒す旅に出ます。
物語は、ティーダたちが過去と未来、愛と憎しみ、希望と絶望といった様々な感情や出来事に直面しながら、真実を追求する様子を描いています。

ゲームシステム

戦闘システムはアクティブタイムバトル(ATB)システムから一新されたコンディションターンバトル(CTB)システムが採用されています。
このシステムは、戦闘がターン制で進行し、キャラクターの速さや行動によって次の行動順が変わります。
また、戦闘中に自由にキャラクターを入れ替えることができるため、戦術の幅が広がります。

従来のレベルアップやジョブシステムに代わる新システム「スフィア盤」が導入されています。
キャラクターは戦闘で得たAPを消費して盤上を移動し、途中で手に入れるスフィアを使ってスキルやステータスを強化していきます。
スフィア盤は広大で、キャラクターごとに異なる開始地点が設定されていますが、他のキャラクターのルートに進むことも可能です。

また、ファイナルファンタジーXでは、召喚士ユウナが戦闘中に召喚獣を呼び出すことができます。
召喚獣は、過去のシリーズ作品と同様に強力な攻撃や能力を持っていますが、Xでは召喚獣が戦闘中にパーティーを置き換え、直接操作することができるようになりました。

さらに、召喚獣は経験値を獲得し、レベルアップして能力を強化することができます。

本作のミニゲームとして、スピラの世界で人気のスポーツ「ブリッツボール」が登場します。

プレイヤーは、ティーダとともにブリッツボールチームを組み、他のチームと対戦して優勝を目指すことができます。
ブリッツボールはミニゲームのひとつですが、育成シュミレーションゲームとしての完成度が高く、チームメンバーを集めたり、彼らのスキルを育てたりと、やり込み要素の多いゲームとなっています。

本作は、様々なサブイベントやミニゲームが用意されており、プレイヤーはそれらに挑戦して報酬を得ることができます。
また、それぞれの主人公の最強武器についても、ミニゲームまでやり込まないと入手できない物ばかりのため、全ての武器を入手しようとすると、かなりの時間と、練習が必要となります。

まとめ

ファイナルファンタジーXは、緻密なストーリー展開と革新的なゲームシステムによって、シリーズの中でも非常に高い評価を受けている作品であり、美しいグラフィックや音楽で、プレイヤーに深い感動を与えた作品となっています。

また本作はその人気からファイナルファンタジーX-2として続編が発売されました。
X-2はファイナルファンタジーXの2年後が舞台で、ユウナ、リュック、パインの3人が主人公となり活躍をします。
Xとは異なる軽快な雰囲気やゲームシステムが特徴で、平和になったXの世界をさらに深く掘り下げることができました。
一方で、オープニングからユウナがポップな曲に合わせて歌って踊るムービーを観せられたり、女性3人がメインの若干軽快がすぎるノリに、世界観が受け入れられないという意見も多くあった作品でした。

ちなみに、本作のヒロインのユウナのデザインには、沖縄の文化がインスピレーションとして取り入れられています。
彼女の衣装や髪型、召喚士としての役割など、沖縄の伝統や文化が随所に感じられるデザインとなっています。

ファイナルファンタジーⅩの世界を覗いてみる

ファイナルファンタジーXI

概要

ファイナルファンタジーXIは、2002年に発売されたファイナルファンタジーシリーズ初のMMORPGです。
ヴァナ・ディールという広大な世界を冒険しながら、他のプレイヤーと協力してクエストを進めたり、バトルに挑んだりすることができます。

ストーリー

ヴァナ・ディールという世界を舞台に物語は展開されます。
プレイヤーは、20年前に起こった「クリスタル戦争」で荒廃した世界を冒険し、その謎を解き明かす旅に出ます。
拡張パックにより新たな物語が追加されていき、プレイヤーは様々なサブクエストやストーリーミッションを通じてより深くヴァナ・ディールの謎を解き明かす物語を進めていきます。

ゲームシステム

(ジョブシステム)
プレイヤーは初めに1つのジョブを選択し、ミッションと呼ばれるストーリーやレベル上げを進めていきます。
一定のレベルまで上がると、サブジョブを選択することができるようになり、メインジョブとサブジョブの組み合わせによって、様々な戦術やプレイスタイルを楽しむことができます。

(パーティープレイ)
他のプレイヤーと協力してクエストやバトルを進めるパーティプレイです。最大6人のパーティを組むことができ、それぞれのジョブが持つ特性を活かしながら協力して敵を倒したり、困難なクエストに挑んだりします。

(コミュニティ機能)
ファイナルファンタジーXIでは、チャット機能やフレンドリスト、リンクシェル(プレイヤー同士のコミュニケーションツール)など、豊富なコミュニティ機能が提供されています。これにより、プレイヤーはゲーム内でフレンドを作り、情報交換や助け合いを行うことができました。

(国家システム)
プレイヤーはゲーム開始時に、3つの国家のうち1つを選択し、その国家に所属することになります。
それぞれの国家は独自のストーリーとクエストが用意されており、プレイヤーは国家のために戦ったり、他国と協力したりすることで、物語を進めていきます。

(拡張パック)
ファイナルファンタジーXIは、多くのエキスパンションパックがリリースされており、それぞれに新しいエリア、クエスト、ジョブ、ストーリーが追加されています。

まとめ

ファイナルファンタジーXIは、オンラインゲーム黎明期にサービスが開始された挑戦的なゲームであり、他のファイナルファンタジーシリーズとは異なる、独自の魅力を持った作品となっています。

当時は、一世代前のMMORPGの特徴を周到していて、キャラクターの成長や、装備の取得に非常にの時間が掛かる仕様だったため、一般的な社会人が最前線で遊ぶには色々と厳しいゲームでもありました。

今では短時間でも遊べるような様々な緩和措置がされており、メジャーアップデートこそ無いものの、20年以上にわたってサポートが続けられています。

今なお、多くのプレイヤーがヴァナ・ディールの世界で冒険を楽しんでいます。

ファイナルファンタジーⅪの世界を覗いてみる

ファイナルファンタジーXII

概要

ファイナルファンタジーXIIは、2006年にPlayStation 2用ソフトとしてリリースされたファイナルファンタジーシリーズの12作目です。

世界観は、スターウォーズシリーズやロード・オブ・ザ・リングシリーズなど、西洋ファンタジーとSF映画の影響を受けているため、ストーリーやキャラクターのデザインには、従来のファイナルファンタジーシリーズとは異なる独自性が見られます。

ストーリー

物語はイヴァリースという大陸で展開されます。

イヴァリースは、2大勢力であるアルケイディア帝国とロザリア帝国による争いの中、小国ダルマスカが独立を維持していました。

しかし、アルケイディア帝国によってダルマスカが侵略され、独立国家として滅ぼされます。

主人公ヴァンは、ダルマスカ王国の首都ラバナスタで盗賊をしていたが、偶然出会ったダルマスカ王国の王女アーシェを中心とする仲間たちとともに、ダルマスカの復興とアルケイディア帝国への抵抗を試みます。

ゲームシステム

(アクティブ・ディメンジョン・バトル)
FFXIIでは、従来のランダムエンカウント方式ではなく、敵がリアルタイムにマップ上に表示される方式を採用しています。
戦闘もシームレスで行われ、敵との距離や状況に応じて戦術を変えることができます。

アクティブ・ディメンジョン・バトル

(ガンビットシステム)
ガンビットシステムは、パーティメンバーのAIをカスタマイズできる機能です。
条件と行動を組み合わせて設定し、パーティメンバーがその設定に従って自動で行動するようになります。
これにより、戦闘中の細かい指示は必要なくなり、プレイヤーは戦況把握に集中できます。
ガンビットをどのように組むかで戦闘の難易度は大きく変わります。

ガンビットシステム

(ライセンスボード)
FFXIIでは、ジョブやクラスが存在せず、代わりにライセンスボードというシステムが導入されました。
キャラクターが獲得するライセンスポイントを使ってボード上のアビリティや装備権を解放し、キャラクターを成長させていきます。
これにより、プレイヤーはキャラクターを自由にカスタマイズできます。

ライセンスボード

(幻獣)
ファイナルファンタジーシリーズではおなじみの召喚獣です。FFXIIでは、幻獣を倒すことでその力を得ることができます。幻獣は戦闘中に一定時間召喚することができ、強力な攻撃や特殊能力を発揮します。
幻獣はライセンスボード上の特定のアビリティや装備権を解放するのにも必要となります。

(モブハント)
モブハントは、さまざまなレアモンスターを討伐するクエストです。
特定の強力なモンスターを倒すことが目的で、報酬としてギルやアイテム、ライセンスポイントを得ることができます。
やりこみ要素であり、物語の進行には必須ではありませんが、キャラクターの成長や追加のストーリーを楽しむことができます。

まとめ

ファイナルファンタジーXIIは、従来のファイナルファンタジーシリーズとは異なる戦闘システムやキャラクター成長システムを導入し、新たなゲーム体験を提供しました。

敵とのエンカウントがシームレスに行われるアクティブ・ディメンション・バトルや、AIをカスタマイズできるガンビットシステムは、新しい戦術や戦略を楽しむことができると評価されましたが、一部のプレイヤーはこの変化に戸惑いを感じることもありました。

2017年にリリースされたリマスター版は、グラフィックや音楽の向上、ゲームシステムの改良などが行われ高い評価を受けました。特にゾディアック ジョブシステムによるキャラクターの成長要素の改善が好評でした。

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【プレイステーション3(PS3)時代】

ファイナルファンタジーXIII

概要

ファイナルファンタジーXIIIは、2009年にPlayStation3とXbox360でリリースされたファイナルファンタジーシリーズの13作目です。

シリーズ初のHDゲームで、グラフィックやビジュアル面で大幅な向上が見られました。キャラクターや背景のディテールが非常に高く、映画のようなクオリティのカットシーンも収録されています。
また、豪華な声優陣による演技が、キャラクターの魅力を引き出しています。

また、モーションキャプチャ技術が初めてシリーズに導入されました。
これにより、キャラクターの動きがより自然でリアルなものになり、カットシーンのクオリティが大きく向上しました。

ストーリー

コクーンという浮遊大陸と、それを取り巻く広大な地表世界パルスの2つの世界で展開されます。

人々はコクーンで平和に暮らしていましたが、ファルシと呼ばれる神に似た存在によって運営されていました。

ファルシは、人々にルシと呼ばれる特別な力を授けることがありますが、それは神の使命を果たすためのものであり、使命を果たさないと永遠に「シ人」という怪物に変わってしまいます。

主人公のライトニングは、妹のセラがルシとして選ばれたことを知り、彼女を救うために戦いを始めます。途中で他のキャラクターたちと出会い、共に戦いを進めることになります。

彼らは自分たちがルシとして選ばれた意味を理解し、ファルシの支配から人々を解放するために立ち上がります。

ゲームシステム

進化した「アクティブタイムバトル(ATB)」が導入されています。プレイヤーは戦闘中にキャラクターの行動を選択し、ATBゲージが溜まるのを待って行動を実行します。

また、戦闘中にキャラクターの役割を変更する「パラダイムシフト」システムがあり、戦術を柔軟に変更することができます。

キャラクター成長システムは「クリスタリウム」です。キャラクターは戦闘で得た経験値を使って、クリスタリウムのボード上を進み、ステータスや技を強化していきます。各キャラクターは、役割に応じて異なる成長パターンを持っています。

FFXIIIは、シリーズの中でも比較的一本道なマップ構造を持っています。

ゲームの後半まで自由度は低く、プレイヤーは物語に集中しやすくなりますが、探索の自由度が低いという批判も受けました。

まとめ

工夫の無いマップ構造や、一部のゲームシステムに対して賛否両論のある本作ですが、独自の世界観と新しいゲームシステム、美しいグラフィックなどで、多くのファンに愛されている作品です。

主人公のライトニングは、その軽快でアクロバティックな動きと、ビジュアルからFFシリーズの中で人気の高いキャラクターです。

また、シリーズで初めて、女性キャラクターが単独で主人公として設定された作品です。
ライトニングは、強く独立した女性キャラクターとして、ファイナルファンタジーシリーズの新しいアイコンとなりました。

ストーリーについては、独特な造語や複雑な背景設定が多く、ついていくのが難しいと評価するプレイヤーもいました。
また続編があるであろう前提で創られている物語の締め方についても、評価が大きく分かれる作品となりました。

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ファイナルファンタジーXIV

概要

ファイナルファンタジーXIVは、MMORPGとして開発されたファイナルファンタジーシリーズの14作目です。

2010年にリリースされましたが、多くの問題点が指摘され、世間の評価は低かったです。
パフォーマンスの問題、不便なUI、プレイヤーから多くの不満の声が上がりました。
スクウェア・エニックスはこの状況を受け入れ、ゲームを根本的に改善することを決定しました。

新たなプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏の下、開発チームはゲームを一から作り直し、2013年に「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」としてリリースされました。

新生エオルゼアは、徹底的な改善が図られ、ストーリー、グラフィック、ゲームシステム、UIなど、あらゆる面で大きく進化しました。
結果、プレイヤーから高い評価を受け、多くのファンに愛される作品となりました。

以降、定期的にアップデートが行われ、拡張パックもリリースされており、現在でもプレイヤー数は増加の一途を辿っています。

ストーリー

エオルゼアと呼ばれる大陸で物語が展開されます。
プレイヤーは、エオルゼアの国々が結束してガレマール帝国と戦う物語に参加します。

ストーリーは、ゲームのバージョンアップや拡張パックのリリースに伴って進行し、新たな敵や場所が追加されています。拡張パックは2023年の時点で4つ発売されています。

ゲームシステム

ゲームシステムは、オンラインゲームとしての特徴を持ちながらも、シリーズの伝統的なFFらしい要素も取り入れています。

(アーマリーシステム)
プレイヤーが様々なジョブを選択してキャラクターをカスタマイズできます。
アーマリーシステムにより、プレイヤーは武器や防具を切り替えることで、瞬時にジョブを変更することができます。
これにより、ひとつのキャラクターで様々なジョブを楽しむことができます。

FFXIVには、ストーリーを進めるメインクエストのほか、サブクエストや職業クエストなど、さまざまなクエストが用意されています。プレイヤーは、これらのクエストをクリアして経験値やアイテムを獲得します。

プレイヤーは、パーティを組んでダンジョンやレイドに挑戦し、強力なモンスターやボスと戦います。
これらの戦闘は、協力プレイが重要で、プレイヤー同士が連携して戦術を練り、それぞれのジョブの役割を正確にこなして敵を倒すことが求められます。報酬としてレアなアイテムや装備を手に入れることができます。

その他にも長期間の運営の中で、ゴールドソーサー、ハウジング、麻雀、カードゲームといった遊び要素も数多く実装され、プレイヤーを楽しませています。

まとめ

プレイヤーはオンラインゲームとしてのファイナルファンタジーXIVを楽しみつつ、シリーズの伝統的な要素も味わうことができます。

また、定期的に開催されるイベントやアップデートによって、ゲームの世界が絶えず進化し続けています。

現在のFFXIVは、MMORPGとして成功例として認知されていて、その復活劇は、ゲーム業界における伝説的な物語となっています。プレイヤーや批評家からの評価は、おおむね高いものとなっています。

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ファイナルファンタジーXV

概要

ファイナルファンタジーXVは、2016年にリリースされたファイナルファンタジーシリーズの15作目です。

ストーリー

王国の王子である主人公のノクティス・ルシス・チェラムが、友人たちと共に冒険を繰り広げる物語です。

ルシス王国の王子ノクティスが、隣国のテネブラエ王国のルナフレーナとの結婚を機に和平を築こうとするところから始まります。

和平のための旅に出たノクティスたちは、ルシス王国が帝国の軍によって襲撃されたことを知ります。
王国は滅ぼされ、ノクティスの父である王も命を落としてしまいます。

ノクティスは、ルシス王国の結界を支える「クリスタル」を守り、世界を闇から救う運命の戦士「真の王」になるべく、親友であるイグニス、グラディオラス、プロンプトと共に、クリスタルの力を取り戻すための旅に出ます。

その道中で彼らは、帝国の陰謀や自分たちの運命と向き合い、成長していくことになります。

ゲームシステム

FFXVは、広大なオープンワールドが特徴で、プレイヤーは自由に探索が可能です。
クエストやサブクエスト、モンスター討伐など、多彩なアクティビティが楽しめます。

バトルシステムは、リアルタイムアクションを採用しており、プレイヤーは直接操作して攻撃や回避、魔法を使い分けます。

また、ワープ攻撃や連携攻撃など、独自のアクション要素も盛り込まれています。
リアルタイムアクションバトルシステムは、従来のファイナルファンタジーシリーズとは異なり、新鮮さと爽快感を提供しています。また、戦闘が緊張感を持ちながらもアクセスしやすいと評価されています。



経験値を得ることでアビリティポイントを獲得し、さまざまなスキルを習得することができます。
これにより、キャラクターを自分好みに育成することが可能です。

旅がテーマであるため、冒険の中で、プレイヤーはキャンプを設営して一息つくことができます。
キャンプでは、食事を作ってステータスを向上させたり、仲間との会話を楽しんだりできます。

FFXVでは、召喚獣も登場しますが、他のファイナルファンタジーシリーズとは異なり、特定の条件を満たした際に自動的に召喚される形となっています。
そのため、召喚獣はゲームの進行に大きく関与し、ストーリーの展開にも影響を与えます。

釣りがサブアクティビティとして楽しめます。ノクティスは釣りを通じて、新たな魚を発見したり、釣りの技術を向上させることができます。また、釣った魚は料理に利用されることもあります。

まとめ

ファイナルファンタジーXVは、新しいゲームシステムと壮大なオープンワールドを楽しむことができる作品ですが、ストーリーに関しては賛否両論ありました。アクションや探索などのゲームプレイ面では高い評価を受けています。

また、発売初期は作品として未完結の部分がストーリー展開も雑な部分が多く、厳しい評価でした。
複数のDLCやロイヤルエディションのリリースにより、ストーリーやゲームシステムの追加や調整が行われ、評価が見直されるようになりました。

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『ファイナルファンタジー』 © 1987, 2021 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. LOGO ILLUSTRATION: © 2007 YOSHITAKA AMANO
『ファイナルファンタジーII』 © 1988, 2021 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. LOGO ILLUSTRATION: © 2007 YOSHITAKA AMANO
『ファイナルファンタジーIII』 © 1990, 2021 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. LOGO ILLUSTRATION: © 2006 YOSHITAKA AMANO
『ファイナルファンタジーIV』 © 1991, 2021 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. LOGO ILLUSTRATION: © 1991 YOSHITAKA AMANO
『ファイナルファンタジーV』 © 1992, 2021 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. LOGO ILLUSTRATION: © 1992 YOSHITAKA AMANO
『ファイナルファンタジーVI』 © 1994, 2022 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. LOGO ILLUSTRATION: © 1994 YOSHITAKA AMANO
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